自閉症児者を支える支援ツールが完成

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福井県自閉症協会
自立や就労に向けて「じぶんでできる」ことを増やすため、支援ツールを作りました。

自立や就労に向けて、今もっている力を活かして「じぶんでできる」ことを増やすための工夫や道具を「支援ツール」といいます。今回、わが子に合った支援ツールを、保護者が集まってお互いアドバイスしあいながら作りました。

「自閉症」という言葉は、少しずつ社会で知られるようになってきましたが、実際の生活の中で本人や家族が困っている問題に対して適切な支援を得られる場は充分とはいえません。
自閉症のこどもたちは抽象的なことや曖昧なことを理解するのが苦手ですが、見て分かりやすい工夫をすること等で、そうした面を補うことができます。
今回「個別療育相談会」と「支援ツール作成会」を実施できたことは、自閉症児者と家族を支える一助になったと考えています。
特に「支援ツール作成会」では、保護者が集まって互いにアドバイスし合いながら、わが子を支援するツール作りができただけでなく、地域や年齢を超えた保護者同士のネットワークづくりにもつながりました。
参加した保護者からは「ぜひ次回も」という声があがるほど充実した会となりました。こうした会が行なえたのは、共同募金の助成があったからこそです。ありがとうございました。(支援金額:176千円)


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