ありがとう運動IN北陸高校

DSC04403.JPG12月12日に北陸高等学校を訪問し、東北から避難してきた方を支援している「ひとりじゃないよプロジェクト・福井」の川崎葉子さんからお話をいただきました

福井県共同募金会では「ありがとう運動」と題して、共同募金がどのように活かされているのかを助成団体と一緒に県内の高等学校や大学を訪問しています。
今回は北陸高等学校から、街頭募金を行うにあたり、共同募金がどのように使われているのか知りたいと依頼があり、共同募金のしくみや歴史とともに、実際、共同募金会が支援している団体で、東北から避難してきた方を支援している「ひとりじゃないよプロジェクト・福井」の川崎葉子さんのお話をいただきました。
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「今回の地震や津波では、私たちの家は大丈夫だったんですが、永久に帰れないだろう。」と川崎さん。家は福島県双葉町という第一原発から3.2㎞の距離にあります。
「着の身着のままでとびだして福井に避難して来ました。当時、義援金やいただきもので暮らしている状況で、現在は福井の学習塾に勤めているので、なんとか食べていける状況です。
私のところには日本全国から物資が届くので、福井県に避難している人に分けてあげたいという思いで、避難者の会を開催している」と近況を報告。
川崎さんは「ひとりじゃないよプロジェクト」に所属し、今回の災害で福井県に避難して来た500名のサポート活動もおこなっている。
高校生には、「今、福島というだけで差別の問題がおきていると聞きます。いじめが起きている話しも聞いている。登校拒否もある。お互いの違いを認めていく社会にしましょう」と熱心に話してくれました。
真剣な眼差しで、話しを聞いてくれた北陸高校のみなさん、ありがとうございました。