ハンセン病回復者にお届けしました。

hannsen.jpg全国に24名の方が療養所で暮らしています。
ハンセン病療養所の邑久光明園と長島愛生園を訪ね、「NHK歳末たすけあい」で寄せられたみなさまのまごころをお届けしました。 

NHK歳末たすけあいの義援金で毎年、福井県出身で国立療養所で暮らしているハンセン病回復者に「少しでもふるさとの香りや味を」と、福井県の花「水仙」と特産品を届けています。12月26日に小浜市社会福祉協議会山岸理事長と豊永局長、県共募鷹尾で岡山国立療養所邑久光明園と長島愛生園を訪問し直接届けてきました。
邑久光明園では、急な訪問にも関わらず暖かく迎えていただきました。また、長島愛生園では高瀬重二郎さんとお会いしてきました。


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「子別れの道」
邑久光明園と長島愛生園は瀬戸内にある小さな島の中にあり、そこには島と町を結ぶ橋がかけられていますが、40年前まではわずか30メートルの距離に関わらず橋がなく渡し舟で行き来していた孤島、隔離の島でした。

下の写真は、当時、子どもの患者はこの桟橋まで親に連れられ、この場所で泣きながら親と別れた道。泣きながら親を追いかける子、泣きながら立ちさる親、悲しい風景が繰り返されてきた。(親や肉親に会うことすらできず人生を終えた患者が多い。)

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