貧困の連鎖を断ち切るために。

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格差社会が広がるなかで、親の収入が子どもの育成や進学、就職に影響し、将来的に低所得になるという貧困の連鎖が大きな社会問題となっています。(越前自立支援協会)

私達の児童養護施設には、40人の子ども達が入所しています。
児童養護施設は、保護者のない児童を保護者に代わって養育することが本来の任務とされていますが、保護者のない児童は1人しか在籍していません。
残りの子ども達は、保護者の疾病や失業、離婚、未婚での出産などの理由で保護を受けているいわゆる貧困世帯に属し、そのうち約6割は、養育者から虐待を受けていたと認定された子ども達です。
入所に至る経過が記されたケース記録には、「電気や水道が止められ、深夜、近隣商業施設の外蛇口から飲み水を調達・・・」とか、「母の友人宅を転々としたあげく、軽自動車の中で生活・・・」など、わずか数行にまとめられた生活暦からでさえ、幼な子にふりかかった壮絶で過酷な生活困窮体験が容易に想像できます。
子どもの貧困や貧困の連鎖といわれる社会問題は、貧困家庭の十分でない教育が進学や就職に不利となり、将来的に低所得になるなど、貧困の悪循環から生まれます。
そこで、共同募金の支援をいただき、貧困家庭へ職員を派遣し学習支援など相談支援活動等の取りくみやこどもの貧困の連鎖を断ち切るためのセミナーを開催したいと考えています。
どうか、「福井の町から、不幸な孤立をなくしたい。」をテーマに貧困問題等に取り組んでいる、赤い羽根共同募金にご協力よろしくお願いします。
(子どもの貧困対策事業/助成金額500,000円)
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福井県共同募金会では、「福井の町から、不幸な孤立をなくしたい。」をテーマに、依存症回復者施設の整備や生活困窮者の就労訓練、子どもの貧困対策事業など孤立している方々を支えるしくみ作りを支援する募金を実施していますが、みなさまのご理解ご協力なしでは、このような活動を支える資金を捻出することが難しくなっています。 どうか主旨をご理解いただきご賛同賜りますようお願いします。
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