知っていますか?⾼次脳機能障がいのこと
福井県脳外傷友の会 福笑井(ふくわらい)
高次脳機能がい児者の社会参加の場を増やす事業/募金目標額320,000円
皆様、こんにちは。
高次脳機能障害者と家族の会「福笑井」の村下恵美子です。
今年も福井県共同募金会のお力をお借りして、使途選択募金をお願いする事になりました。
昨年は皆様に募金して頂いたことにより、
和太鼓体験、アニマルセラピーや料理教室等いろんなことに取り組む事ができました。
お陰様で会員・家族の笑顔が増え、大変嬉しく思っております。
最近、テレビ等のマスコミにも「高次脳機能障害」という言葉がでるようになってきましたが、
この障害の事を、正しく、もっと多くの皆様に知ってもらい理解を広めたいと願っています。
その為にたくさんの人と関わり、社会の中で参加する場を増やしたいと考えています。
アニマルセラピーで癒されています.
料理教室をして、カレーやピザ作りに奮闘中.
この障害を背負った日、昨日までの生活が一変しました。
私の夫も、12年前の交通事故で、命は助かりましたが、高次脳機能障害になり、後遺症が残りました。
56歳で仕事もできなくなり、今聞いた事もすぐに忘れてしまう、外へ出ても道がわからなくなるなど、事故前はできた事がほとんどできなくなり、人が変わったのかとさえ思うほどでした。
昨日までの生活が一変し、途方にくれた時期もありました。
そんな時、この「福笑井」という家族会に出会い、同じ悩みを持つ仲間と交流を深めるうちに、自分たちのことを受け入れられるようになり、元気をとり戻すことができました。
福笑井の会員の声
当時のことを夫は「三途の川の向こうからおいでと手を振るけれど、よく見たら年寄りばかりなので帰ってきた」と、嘘か?本当か?よく言います。
奇跡的に助かった夫ですが、退院した時は今が昼なのか夜なのか、あの人が誰なのか分からず、自分では服も着れませんでした。
「生活や仕事の不安だらけで夢ならいいのに」と何度も思ったものです。
いろんな人のおかげで今は笑って生活できるようになりました。(写真は和太鼓の練習をしているところ)
嬉しい日もあれば、つらい日もある。
障害があってもなくても、わたしたちは笑顔忘れず生きていこう。
例会で笑いヨガを体験しました。
嫌なことがあっても悲しいことやストレスなども声を出してハハハーと笑うことで流して忘れてしまおうという笑いヨガのおかげで心の中もスッキリしました。
福笑井の会で初めての料理教室。
高次脳機能障害になる前は夕食を作るのが得意で、よく台所に立っていました。
この時作っているのは「たこジューサラダ」と命名し、家で好評だったものです。
作り方は超簡単!レタスとたこの薄切りと白髪ねぎに味ぽんをかけ、熱したゴマ油とサラダ油をジューッとかけるものです。
記憶障害や遂行機能障害があるにもかかわらず、食べることが大好きな夫は作り方を体で覚えているようです。
福笑井を、笑顔や笑いでいっぱいの、心が温まる会にしたい。
⾼次脳機能障がいは、人生の途中で事故や病気で脳を損傷した為に、
体は回復しても障害が残っています。
現役で仕事をバリバリしていた人や、優秀な成績で勉強に励んでいた若者がある日突然、
今迄とはちがった人生になってしまった会員ばかりです。
どうか、会の活動費として皆様にご協力頂きたく、募金をお願いする次第です。
手数料はかかりません。
税制上の特典もあります。
募金の主旨をご理解いただき、ぜひ、ご支援いただければと思っております。
まだまだ寒さ厳しい季節ですが、皆様のご健康を心よりお祈りいたしております。
最後まで目を通していただき本当にありがとうございました。
よろしくお願い致します。
高次脳機能障害者と家族の会
【福笑井】 会長 村下 恵美子
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高次脳機能がい児者の社会参加の場を増やす事業/募金目標額320,000円
福井県共同募金会では、寄付者の意志が直接、支援団体に届けられるよう、団体を選んで支援できる使途選択募金(ドナーチョイス)を1月から3月まで実施しています。
団体の事業を選んで寄付していただく事で、あなたが応援していただいた分だけ福井が良くなることが実感してもらえます。
募金は、下の寄付ボタンを押していただくか、福井県共同募金会まで電話(TEL0776-22-1657)かこちらのフォームよりお申込みをいただければ、専用の郵便振込み用紙をお送りします。