北京パラリンピックメダリスト高田選手インタビュー

takadasennsyu2.jpg北京パラリンピックメダリスト、高田稔浩選手が街頭募金に協力いただきました。
その時の気持ちや感想などをインタビューしました。

Q1.共同募金運動に参加したきっかけは何ですか?
以前、福井県共同募金会より、当協会に陸上競技用車いす(レーサー)を寄付していただき、車いすマラソンを始めたいという障がい者が増えました。そのご縁で、今回街頭募金運動に参加いたしました。
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Q2.寄付は、お役に立ちましたか?
車いすマラソンを始めようとした時、レーサーが高価で、行政からの補助も受けられないため、二の足を踏んでしまうことが多いのです。でも多くの方に利用してもらうレーサーがあれば、車いすマラソンの魅力も伝わりますし、高価でも車いすマラソンを始めようとするきっかけになります。そして、車いすマラソンを通して自律心を養うことができ、障がい者の社会参加を促すことに大変役立ちました。また、車いすマラソン大会に出場することで、多くの方(健常者)に車いすマラソンを見てもらい、健常者の障がい者に対する意識改革に繋がりました。障がい者も社会の一員として共生できる存在だと。

Q3.赤い羽根共同募金運動についてどうおもいますか?
助け合いの活動は、住みよい社会を維持するのに不可欠なものです。助け合い(募金)の意識を促すことで、自らが積極的に住みよい社会を築いている一員であることを自覚することができ、社会的に大きな意義を持っていると思います。また、どんなに健康な人でも病気になったりするのと同じように、いつ募金の恩恵を受ける立場になるか分からないというムーブメントになり、共生社会の構築に大変役立っていると思います。更に、ボランティアしたいという人と、支援して欲しいという活動の仲立ちとして重要な役割を担い、頼れる社会資源として、もっと盛り上がって欲しいと思っています。

Q4.実際に街頭に立ってみて...
街頭に立つのって、きっと恥ずかしいんじゃないかと思っていました。でも実際は、朝早くから大きな声を出して募金を呼びかけるのは、本当に気持ちが良かった。「共同募金よろしくお願いしま~す!」という言葉を、言霊にして道行く人に届ける思いで呼びかけて、募金してくださる方がおられると、なぜか嬉しくて嬉しくて、お互いに心が通じているかのようで、感謝の気持ちでいっぱいした。今まで募金することが照れくさくて、なぜかためらっていた自分が、街頭に立たせていただいたことで、逆に意識が変わり、他の募金活動にも当たり前のように募金できるようになりました。たいへん良い経験をさせていただき、本当にありがとうございました。