赤い羽根共同募金運動がスタートしました。

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71回目の運動を迎えました
共同募金は140年余の歴史ある運動として世界40ヶ国以上で行われている募金運動です。
日本においては、昭和22年(1947年)に、戦後の厳しい生活のなか、お互いに助け合って生きて行こうという市民主体の取り組みとして誕生し、今年で71回目の運動を迎えます。
それ以来、人々がともに生きる「たすけあい」の精神のもと民間の福祉活動を応援する「じぶんの町を良くするしくみ」として地域福祉に貢献しています。

地域から孤立をなくそう
特に、最近、隣近所や地域でのつながりが薄くなる一方で、引きこもりや虐待、経済的困窮など、さまざまな理由により地域で孤立してしまう人たちをどのように支えていくかが、社会の大きな課題となっています。
これまで、社会福祉協議会や地域の福祉団体では、主に一人暮らしの高齢者や障がいのある人などを対象として地域での孤立をなくすための見守り活動やサロン活動を充実させてきましたが、近年、それらの人たちに加えて不登校や引きこもりなど、さまざまな理由により新たに地域で孤立してしまう人たちを巡る課題が多く見られるようになりました。そこで、共同募金会では全国共通助成テーマとして「地域から孤立をなくそう」をテーマに掲げ、地域で家族や友人、近隣の人々などとの交流が乏しい状態にある人への支援活動を積極的に支援していきます。

赤い羽根共同募金は、資金ニーズを把握してから募金を集めるしくみです。

地域のさまざまな福祉ニーズを把握してから募金を行う「計画募金」という方法をとっています。これは他の募金には見られない共同募金だけの特徴です。
福井県では今年、166,694,000円を目標額に掲げ募金運動を実施します。
この目標額は、福祉団体やNPO等の資金ニーズや市町社会福祉協議会が実施する地域福祉活動に必要な資金の計画を集約したものです。

地域で集めた募金は集めた地域で使われます。

赤い羽根共同募金は、あなたの町の子どもたち、高齢者、障がい者などを支援する、さまざまな福祉活動に役立てられます。
災害時には「災害ボランティアセンター」の設置や運営など、被災地支援にも役立ちます。
募金の70%は、福井の町を良くするために使われています。
また残りの役30%はみなさんの住んでいる市町を超えた、より広域的な課題を解決するための県域の活動にも活用されています。