科学技術高等学校を訪問しました。

鷹尾は、11月17日午後、「ありがとう運動」の一環として、特定非営利活動法人『命のバトン』の川﨑眞弓さんと、福井県立科学技術高等学校を訪問しました。

この「ありがとう運動」は、子どもたちに助けあいの大切さについて考えるきっかけを持ってもらおうと始めたもので、県内各地の学校を訪問し、共同募金の使われ方はもちろん、福井の町を少しでも良くしようとがんばっている人を子どもたちに紹介する活動です。

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『命のバトン』は、AEDを用いた救命処置および関連する知識や技術の授業を小学校や中学校で行っている団体で、共同募金会からは、訓練用のマネキンの購入や受講証の印刷を支援しています。

川﨑さんは、18年前に学校で娘を亡くした経験から「救える命がある事を伝えたい」との願いで、この活動を始めたとのこと。

「『皆さんには、皆さんを愛している家族がいるように、倒れた人にも、倒れた人を大切に思う人がいる』ということに気づいてほしい」

「心肺蘇生法は、他人の命を救う授業であり、『自分には関係が無い』と思う人もいるかもしれないが、この授業を受ける人が増えることで、命をつなぐ社会になるということ、また同時に「自分の命も守られている社会になることを感じてほしい」
と、おっしゃっていました。

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最後まで真剣に話を聞いて、アンケート用紙に一生懸命記入している生徒の姿がとても印象的でした。
担当の先生からも「工業系の高校だから、将来、工場などで危険な仕事に就く可能性もあるので、大切なお話しでした」と感想をいただきました。
貴重な時間を作っていただいた科学技術高校の学生のみなさま、坂本先生ありがとうございました。