赤い羽根「寄付の教室」で鯖江高校を訪問しました。

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6月13日の午後、赤い羽根の社会貢献推進運動「寄付の教室」の一環として、ふくいこどもホスピス代表の石田千尋さんとともに、鯖江高等学校を訪問しました。

この取り組みでは、共同募金の使い道だけでなく、福井の町をより良くするために頑張っている人々を紹介し、福祉について考えるきっかけを作ることを目指しています。

訪問先の高校では、健康福祉専攻の生徒17名を対象に、共同募金の仕組みについて説明を行い、その後、石田さんからこどもホスピスに関するお話を伺いました。

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ふくいこどもホスピスは、重い病気を抱える子どもたちとその家族を支援している団体です。将来的には施設の建設を目指し、楽しく過ごせる場所を提供することを目標としています。現在は施設がまだ存在しないため、開設資金を集める活動や、闘病中の子どもたちと家族の笑顔づくり、グリーフケア、団体の広報活動などを行っています。

石田さんからは、ドイツでこどもホスピスを経験した話や、こどもホスピスが終末期のみ利用する施設ではなく、病気が診断された瞬間から家族とともにサポートする施設であることについてお話がありました。

また、石田さん自身の体験から、子どもが病気で入院している間、「今は病気だからだめだけど、元気になったらしようね」と制限してしまったことを後悔している事も明かしていただきました。
そのため、闘病中の子どもたちや家族には、「今日も一日楽しかったね」と言える思い出を作る場を提供したいという思いを生徒たちに語りかけました。

鯖江高校の生徒の皆さん、熱心にお話を聞いていただき、本当にありがとうございました。
また、貴重な時間を作っていただいた黒木先生にも心から感謝しています。今後ともよろしくお願いします。