若狭東高校と井上菓匠が協力し、新しい和菓子「玄白饅頭」が誕生しました。

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締結式が行われました。

福井県小浜市で、地域の協力と健康に良い食材を活用した新しい和菓子「玄白饅頭」(げんぱくまんじゅう)が誕生しました。
この新商品の製作には、小浜市共同募金委員会、福井県立若狭東高校、そして有限会社井上菓匠の三者が協力し、締結式が9月21日に行われました。

締結式では、若狭東高校の生徒が新商品のお披露目と取組み発表を行い、その後、三者で「赤い羽根寄付つき商品取扱い協定書」に署名しました。
また、新商品の試食も行われ、参加者たちはその美味しさを確かめました。

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高校生たちの熱意により、健康にも、小浜の町も良くする和菓子が誕生

若狭東高校の地域創造課「薬用植物班」では、長年にわたり健康に良い「薬用植物」コウギク(菊)を活用した栽培研究に取り組んでいます。
2024年の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて、福井県のお土産として商品化を目指し検討されました。


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有限会社井上菓匠の協力と新商品の誕生

そこに有限会社井上菓匠様の協力をいただけることになり、多くの検討と試作を重ね、美味しさと品質にこだわった新しい饅頭が開発されました。

「玄白饅頭」の特徴は、コウギクの風味を生かすために、白あんにコウギクの粉末を練り込み、食べやすくスッキリした味わいに仕上げたことです。コウギクの苦みを抑えた、爽やかで美味しい焼き饅頭となりました。

また、ネーミングも、小浜市にゆかりの深い近代医学の先駆者といわれている「杉田玄白」先生から名前を取っており、健康面を意識した小浜を代表する和菓子になってもらいたいとの願いがこもっています。

さらに、小浜市共同募金委員会の協力により、商品の販売においても地域貢献ができます。売り上げの一部を、赤い羽根を通じて小浜市の地域福祉活動に寄付される仕組みになっています。

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玄白饅頭は5個入り800円(税別)で10月12日から小浜市道の駅で、10月13日には井上耕養庵で販売を始めます。

また、10月28日(土)から29日(日)にかけて福井県産業会館(1 号館展示場、2 号館展示場)で開催される「第33回全国産業教育フェア福井大会」でも販売が行われます。

この機会に、地域の協力と健康に良い食材を活用した「玄白饅頭」をぜひ味わってみてください。
そして、地域貢献への一翼を担うこの新商品に、多くの人々が注目し、支持していただくことを願っています。