"高次脳機能障害のこと"知ってください

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福井県高次脳機能障害友の会 福笑井

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 交通事故や脳の病気後におこる後遺症は、治療が終わった後も様々な障害が残ります。

 記憶が出来ない、集中できない、仕事が出来ない、学校に行けない、授業が分からない、友達がいない...
 全国におよそ50万人といわれる高次脳機能障害の本人と家族。

 不安や孤立の現状を多くの方に知って頂き理解してもらいたい、家族会や社会全体で支えたいと願い、社会参加の場を増やす為の募金活動をしています。


「福笑井」(ふくわらい)をサポートして下さる皆様へ

murashita.png 福笑井 会長 村下 恵美子

いつも高次脳機能障害者と家族の会「福笑井」の活動を応援して下さり、誠にありがとうございます。
お陰様で昨年は皆様に募金して頂いたことにより、バスを利用しての他県との交流会、アニマルセラピー、音楽療法など、いろいろなことに取り組むことができました。
心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

高次脳機能障害とは、病気や事故で脳が大きく傷ついてうまく働かなくなる障害です。
表に見えにくい為、本人はもちろん家族も日常の大変さを抱え込んでしまい、孤立してしまいます。


私の夫は交通事故でこの障害になり、16年が経ちました。

 事故の日を境にそれまでの仕事や交友関係をほぼ失いました。
 頭の中が白紙になり、今まで出来ていたことが自分一人では何も出来なくなったのです。

 体に残った片麻痺ももちろん不自由です。杖が離せなくなりましたから。
 しかし、同時に、食事すること、服を着ること、お風呂に入ること、そんな基本のことすら最初は出来なかった。脳が傷んで指示してくれないのです。
 50代の働き盛りで、仲間の先頭に立ち仕事をしていたそんな姿は二度と見れません。
そのような状況は私達だけではなく、多くの当事者は、奥さんやご両親といった家族の見守り無しでは生活が困難なのです。

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交通事故や脳の病気後におこる後遺症に悩む人や家族に理解と支援を

 私たち家族も支援できる側になれる様、ピアカウンセリングの勉強会を計画しています。
 又、子供たちを交えて社会参加の場を増やすことをします。体験行事をしていきたいと考えています。
 事業費に33万円かかるのですが、このたび、福井県共同募金会のご協力を得て使途選択募金として、この費用へのご寄付を皆さまに呼びかけさせて頂くことになりました。

 いろいろな行事に参加することで、出来ることが増えていき、会員同士で交流が深められストレスが軽くなったり、生きがいを持てたりなど、本人の笑顔が多くなっていくのが家族にとっても最大の喜びです。
先般あるご家族より(その方はご病気で亡くなられたのですが)こんな言葉を頂きました。

「私達は、福笑井からの案内ハガキを楽しみにしていました。自分達で出かけることはだんだん少なくなりましたが、外へ出かけるきっかけを作ってくれた会にはとても感謝しています。」

こんな言葉を聞くと嬉しくなります。
どうか皆様には募金を通してお力添えを頂けますと幸いです。

 特に、障がいを持った子ども達に支援を広げたいと考えており、①親子で参加できるクリスマス用のリース作り②太鼓・パコーンの練習 ③講師を招いたピアサポート研修会等を開催したい。

実施:令和4年4~2月(7回)
会場:円山公民館等
参加:145名 
経費:335千円
・材料購入費 (リース作り) 120千円
・施設借上料 (円山公民館) 21千円
・謝礼(パコーン、リース作り、ピアサポート) 170千円
・消耗品費(プリンターインク) 10千円
・送料 (はがき)14千円

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募金の期間は1月から3月末日までとなります。
このサイトから寄付もできますし、福井県共同募金会(TEL0776-22-1657)へ連絡していただければ振込用紙をお送りします。(振込用紙を郵便局の窓口にお持ち頂ければ簡単にお手続きができます。手数料はかか りません。税制上の特典もあります)

募金の趣旨をご理解頂き、ぜひご支援頂ければと思っております。

まだまだ寒さ厳しい季節ですが、皆様のご健康を心よりお祈りしております。
最後まで目を通していただき本当にありがとうございました。
よろしくお願い致します。



家族の会は、かけがえのない支え合いの場です。

fukuwarai3.jpg 福笑井の事務局 兼 活動をサポートしている福井県高次脳機能障害支援センターの中島です。

支援者として、当事者・家族の皆さんと接していて感じるのは、社会復帰をしたとしても、当事者・家族の皆さんは「高次脳機能障害」という後遺症と上手く付き合っていかなければいけないということです。

そういった状況の中で、当事者・家族の会は、私達医療者・支援者が提供できない、かけがえのない支え合いの場です。
会の趣旨にご賛同いただき、会をサポートする方々が増えることを節に願っています。


「福笑井」会員の声

fukuwarai1.jpg泣いたり笑ったりの毎日ですが、
そんな人間の感情に関係なく自然は春になれば桜が咲き、
秋には紅葉と変わることなく姿を見せてくれます。

そんな自然を見て感動する感覚を取り戻すのに、
この障害になってから10年以上かかりました。
桜が咲いたね。タンポポがかわいいね。今日はお月様がきれいだね・・・。


何気ないことに幸せを感じる日々を送っていますが、
これからも前を向いて生きていきたいなーと思います。

fukuwarai2.jpg 夫は交通事故の後遺症で高次脳機能障害になってから、車の運転は出来なくなりました。
車での外出は当たり前だった者にとって外に出られない事はすごく寂しいこと。
そんな夫を助手席に乗せ、気分の晴れる様な散歩コースを考えて、40分ぐらいを車で走ることを始めて14年経ちました。
最初は日に5~6回(夜中でも走ってました)。
最近では1~2回に減りましたが毎日欠かさず行っています。
もう一万回以上同じコースを走っていることになります。
夫の為に始めたことですが、この散歩コースを行ってこないと1日が終わらない気持ちになっている自分に気づきます。
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